カーペット清掃について

カーペットの洗浄方法にはどのようなものがありますか?
カーペットの美観を保つためには、まずカーペットの日常メンテナンスが必要です。カーペットのパイルの根元に土砂やゴミが入り込んでしまう前にバキューム作業でこまめに取り除くことが重要です。
バキューム作業にはカーペット表層の吸塵しかできないポット型バキュームではなく、吸込み口の回転ブラシやビーターでパイルの中の土砂やゴミを叩き出して吸塵するアップライト型バキュームが最適です。

洗浄方法は大きく分けて4種類あります。
  • エンカプレーション方式
  • ヤーンパッド・クリーニング方式(ボンネット方式)
  • エクストラクションクリーニング方式
  • シャンプークリーニング方式
軽い汚れを取る中間洗浄からほとんどの汚れを除去する重洗浄まで様々な方法があります。
エンカプレーション方式とは?汚れはどのぐらい除去できますか?
汚れを包み込んで結晶化させて吸引することで、汚れを除去する方法。使用する機材はバキュームだけでも可能なので導入しやすいですが、中・重汚染の除去は困難なため、定期清掃までの中間洗浄として採用されています。
  1. バキューム
  2. 洗剤散布・ブラッシング
  3. 濡れている間踏み込まないようにして乾燥を待つ
  4. 乾燥後バキューム
水使用量
少ない
乾燥
早い
使用機材
バキューム
汚染除去率
~20%
※スプレー&ブラッシングマシンがあると洗剤散布・ブラッシングの作業効率がより上がります。
ボンネット方式とは?汚れはどのぐらい除去できますか?
綿製やマイクロファイバー製のカーペット用パッドにカーペットの汚れを吸着させて除去する方法。フロア全体の美観の維持に。パッドに汚れを吸着させるため、パッド交換または洗浄を頻繁に行う必要があります。
  1. バキューム
  2. ボンネット式クリーニング用の洗浄剤希釈液をカーペットとカーペット用パッドにスプレー
  3. カーペット用パッドをカーペット用ポリッシャーに装着してクリーニング
  4. 濡れている間にブラシで目立て
水使用量
少ない
乾燥
早い
使用機材
バキューム、カーペット用ポリッシャー
汚染除去率
30%~40%
エクストラクションクリーニング方式とは?汚れはどのぐらい除去できますか?
エクストラクター(カーペットリンサー)のジェット噴射を利用したクリーニング方法。比較的洗浄力に優れ、パイル内部の土砂除去も可能ですが、汚染が進行してからでは除去効果は薄めです。
  1. バキューム
  2. 前処理剤スプレー(※必要な場合)
  3. エクストラクターの清水タンクに対応洗剤の希釈液を入れ、洗剤噴射・汚水回収
  4. エクストラクターの清水タンクに水を入れてリンス(すすぎ)作業
  5. 濡れている間にブラシで目立て
水使用量
多い
乾燥
遅い
使用機材
バキューム、エクストラクター
汚染除去率
50%~60%
シャンプークリーニング方式とは?汚れはどのぐらい除去できますか?
カーペット用ポリッシャーとエクストラクター(カーペットリンサー)を使用する、重汚染の除去に適した方法。リンス(すすぎ)をすることで洗剤の残留が少なく再汚染されにくくなります。
  1. バキューム
  2. 前処理剤スプレー(※必要な場合)
  3. カーペット用ポリッシャーのタンクに対応洗剤の希釈液を入れ、洗浄
  4. エクストラクターの清水タンクに水またはリンス剤希釈液を入れ、汚水回収・リンス(すすぎ)作業
  5. 濡れている間にブラシで目立て
水使用量
多い
乾燥
遅い
使用機材
バキューム、エクストラクター、カーペット用ポリッシャー
汚染除去率
80%~90%

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