フローリング床のワックス塗布・洗浄・剥離について
- フローリングのワックス掛けの基本作業は?
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- 床の埃・髪の毛などを念入りに取る。
- 床を薄めの床洗剤で洗浄。
- 水拭き。
- 幅木を養生する。
- 部屋の奥から板目に沿って塗布。
- 基本は2層塗り。
- フローリングの洗浄で注意する点は?
- フローリングの継ぎ目への洗剤の染み込みを最小限にとどめるために早めの洗剤回収を、また後の水拭きが楽なようにできるだけ薄め(100倍希釈くらい)で使ってください。
- フローリングの剥離作業での失敗とは?
- 床鳴り・反り・シミ・繋ぎ目部分の塗装のミミズ腫れなどがあります。
- フローリングの剥離作業で失敗した場合の再生方法はありますか?
- 床鳴りや繋ぎ目の塗装は乾燥してきたらおさまる場合もあります。
- フローリングの剥離作業(液体の剥離剤)で失敗しないコツは?
- 最近の剥離剤は溶剤系で浸透力が高いので、以下の3点を守ってください。
- 薄めの希釈
- 早めの拭き上げ
- 広いスペースは数回の分割剥離
- フローリングのへこみは直せますか?
- 小さなへこみなら湿らせたタオルをキズの上に敷いて少し時間を置き、タオルの上からアイロンをかけるとほとんど直ります。深いへこみは修正道具が必要な場合もあります。
- 注意していても万一失敗した場合の対処は?
- いくら気をつけていても失敗することはありますので、心に余裕を持つ意味でも損害賠償保険に加入されることをお勧めします。
保険会社は東京海上や三井住友海上などがあり、保険の種類は請負業者賠償責任保険や施設賠償責任保険などです。
- 床暖房のフローリングにワックスは塗れますか?
- 床が常温なら塗れますが、その上にゴムマットを敷くと熱がこもりワックスが白くなることがありますので、何も敷かないようにしてください。
剥離も、電源を切って常温に戻ってから行ってください。
- ノンワックスタイプのフローリングにワックスを塗りたいのですが?
- ノンワックスタイプのフローリングへのワックス塗布は密着不良などのトラブルの原因となりますので基本的におすすめしていません。どうしても塗布しなければならない場合は、高密着性のワックス(フローリング用など)で室の隅やクローゼット内など、目立たない箇所で密着テストをして確認した上でご判断ください。